ボイノシス「SFのようだと言われた認知症診断AI、今は日本へ進出」

2026-07-15

第27回 女性創業競進大会 シン・ジョンウン ボイノシス代表

音声解析技術で昨年優秀賞

 

 

「以前は『SF映画に出てくる技術ではないか』と疑う人が多かったのですが、今では投資家と技術ではなくビジネスの話をしています。」

ボイノシスは、人工知能(AI)を活用して認知症を早期にスクリーニングし、音声データを解析して認知機能を管理するデジタルヘルスケア・スタートアップである。

 

社名も「声(Voice)」と「診断する(Diagnose)」を組み合わせて名付けた。

耳鼻咽喉科専門医出身のシン代表が、認知症で父親を亡くした後、「他の人には同じ悲しみを味わってほしくない」という思いで現在の会社を設立した。

昨年の女性創業競進大会で中小ベンチャー企業部長官賞(優秀賞)を受賞したボイノシスのシン・ジョンウン代表は「受賞後、会社と技術力に対する市場の信頼が高まった」と語った。


ボイノシスは2023年のスタートアップワールドカップ米国本選で準優勝するなど、世界市場で技術力を認められたが、事業は容易ではなかった。

シン代表は「投資家に会うたびに、音声データとAI技術でどのように認知症や認知障害を早期にスクリーニングできるのかを、科学的に説明することから始めなければならなかった」とし、「受賞後は会社への疑念が減り、顧客の信頼も高まって事業の推進がはるかにスムーズになった」と述べた。

社内の結束が固まったことも成果だ。「会社への誇りが生まれ、社員の離職が著しく減った」と付け加えた。


受賞後は事業拡大にも拍車がかかった。今年3月には、中小ベンチャー企業部が技術力に優れたスタートアップに研究開発(R&D)資金を支援する「ディープテックTIPS海外マーケティング支援事業」に選定された。

4月には日本最大級のスタートアップ専門展示会「スタートアップJAPAN EXPO」に参加し、日本のヘルスケア企業MBTLinkとパートナーシップを結んだ。

6月にはシンガポールで開催されたデジタルヘルスケア見本市「スマート・ヘルス・アジア2026」に出展した。

 

シン代表は後輩の女性起業家に「必ず健康を大切にしながら働いてほしい」と呼びかけた。

「女性経営者の中には、会社の仕事を終えて帰宅すると家庭でまた別の仕事が始まる人が多い」とし、「事業は短距離走ではなくマラソンなので、

健康を損なわないよう十分に休息を取りながら、健康を大切にしてほしい」と語った。

 

 

 

 

 

2026.07.07 15:27 韓国経済新聞(hankyung.com)
イ・グァンシク記者 bumeran@hankyung.com

ボイノシス シンボル

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